昨今、お葬式の情報は「やり方」「しきたり」「段取り」「費用」のお話がほとんどです。
しかしこのようなことが仮に分かって決めたとしても、お葬式をされてから後悔をしてしまうことがあります。

それは、「お葬式を何のためにするのか？」という本質を捉えていないから、何のために時間と労力とお金を費やしたのか、日を重ねるごとに後悔が残ることがあるのです。

実はお葬式は家族の「幸せ」とご当家一族の「未来永劫」のために行うものであるのです。

日本では先祖代々と古くから人と人との繋がりを大切にしてきました。そしてその繋がりのことを「ご縁」と名付け、その重要さを伝えてこられました。
しかし悲しいことにご縁は放っておくと細くなり、やがては切れてしまうものです。

そこで人々はそのご縁を太く強くするために多くの工夫をしてきました。それが、祭事や葬式お祝い事などの「行事」なのです。そしてその行事の中でも最も大切にされたのが「お葬式」です。

悲しく辛い時だからこそ「人生にとって一番大切なものはなにか？」というメッセージを伝えることができるのです。

こうしてお葬式を通じて大人達が過去のご縁を大切にする姿を見て子供達も、また大人であったとしても改めて人と人とのご縁の大切さや素晴らしさを体験することができるのです。

そして、大切な人を亡くした時だからこそ感じる「命の尊さ」

何代にもわたり繋いできてくれた命「死を見つめる事により生が耀く」生きる力につながり、一日一日を大切にする事に気づくのではないでしょうか。

お葬式ではたくさんの学びを感じ次の世代い伝えていく、とても大切な時間なのです。

最後に、この大切なお葬式のテーマとして最もふさわしい表現

「感謝」

であると私は考えます。

すみだ式典
代表　相川　剛

 

 

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